【嘗ての英雄伝説外伝~ラジエルの書~】から
本文もかけてないですが、小話を…。
ユクシエルが、ラジエルの館に現れた。
「ラジエル、今日の本返しにき…」
私室に入りながら、ユクシエルはラジエルに声をかけた。
「おや、ユクシエルさま…」
「…ごめん、着替え中だったみたいですね。出直してきます」
「いえ、別にかまいません。すぐに終わりますから、そこで待っていてください」
ふっと笑うラジエルは、ユクシエルが頬を染めたのを知らない。
目が見えないというのが信じられないけれど、こういう時は助かったと思う。
ユクシエルは、ラジエルの肌に目を奪われる。
「あ、のさ…その…やけど」
「ああ…すみません、お見苦しいものを…」
「いや…そんなんじゃなくて」
白魚のような肌には似つかわしくない、彼を象徴したようなやけどが痛々しく見えた。
一年前の卒業制作に書いた【ラジエルの書】と同じようなストーリー。
キャラクタのデザインがめっさ変わってますね~。
ラジエルの書には【ゼウセの章】【ラファエルの章】
【ルシフェルの章】【ガブリエルの章】
【ウリエルの章】【ミカエルの章】【ラジエルの章】があります。
多分、栄華の時代の頃ですねぇ。
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